海外からの肥料調達先の独自開拓
インターファームは1986年より、海外の新規調達先を開拓し、製品を輸入するところから国内肥料業界へ参入しました。しかしながら、長い歴史と競合ひしめく肥料業界において、事業の滑り出しとして決して順調とは言えませんでした。
そこで、他とは一線を画すビジネス展開の道を開拓すべく、独力で海外に肥料製造拠点を作ることにしました。中国を皮切りに、韓国、インドネシア、バングラデシュ、ヴェトナムなど発展途上国に社員を送り込み工場を建設。
現地の生原料(小魚、肉骨粉、蹄角、蒸製骨粉、植物脂の搾りかす、蚕の蛹など)から開発し、乾燥や造粒に試行錯誤を重ねた末に、従来の有機肥料とは一線を画する高品質な有機肥料を製造する技術を確立しました。
なお、中国での肥料製造において、漢方薬製造の技術を応用したことから原料をきれいな球体に丸めるノウハウを培うことが出来ました。このことは被覆肥料製造において、原料(球体)を被覆資材で均一の厚さにコーティングすることを可能にしました。性能の良い肥効調節型肥料を製造するための基礎技術となっています。
化学肥料については、ル―マニア等の東欧諸国や、オランダ、ロシアから硝酸態化成肥料等を調達する独自ルートを開拓。現在もユニークな原料を国内外に求める活動は怠っていません。
自前の有機肥料製造ノウハウを培ったことや、世界各地から様々な肥料原料にアクセスできることは当社の現在の強みとなっています。アジア各国に建設した肥料工場も、現在は大きな肥料会社に発展。心強いビジネス・パートナーとなっております。
■肥料登録件数(2024年1月現在)
■肥料登録保有数(2024年1月現在)
■取扱い肥料原料・製品の紹介(抜粋)