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鉄・鋳鉄・鋼用 常温黒染め液 BLACKFAST(ブラックファースト)
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前処理について
前処理が必要なときはどんな時でしょうか?
汚れの種類によって異なります。汚れにあった処理を行ってください。
軟鉄でムラが出来きています。どのような前処理が必要ですか?
BF2 コンディショナー(表面調整剤)を 1:9(水)で、使用します。
BF2は、薄いリン酸と活性剤成分です。軟鉄で染まりムラが出来るのは、軟鉄の表面に染まりやすい 部分と染まりにくい部分があるからです。BF2の表面調整効果で、染まりやすい部分はやや染まりにくく、染まりにくい部分は活性を上げて染まりやすくします。
それにより、表面の黒染めムラを少なくすることができます。
※後述の酸洗いを行う場合は、通常BF2コンディショナーは必要ありません。
錆びがついていたり、クロカワ(酸化皮膜)が出来ています。どのような前処理が必要ですか?
各種酸洗いを行います。錆びが発生しているもの、クロカワがついているものは、まずブラスト処理、ケレン処理などの物理的な方法で除去を検討して下さい。
物理的な方法が取れないときには、次のような方法で処理します。
軽い、わずかな錆びがあります。どのような前処理が必要ですか?
まず、ウェスなどを使って、浮き錆びをこすり落とします。次に脱脂をした後、よく水洗いをして各種酸洗い液に数分(錆びが除去できるまで)浸漬します。
その後、よく水洗いをして、水に濡れたまま黒染め液に浸漬して黒染めを行います。
進行した錆びは、どのように処理したらよいでしょうか?
シンナー等を含ませたウェスで浮き錆び、錆びの奥にある油を良く落とします。
次に脱脂をした後、良く水洗いをして、酸洗い液に浸漬します。
進行した錆は、表面の錆が除去されると、油で保護された錆が残ります。
このまま、酸洗いに浸漬してもなかなか錆の除去が出来ません。
このような場合は、一度水洗いをして、(そのときブラッシングで錆をある程度除去します)、もう一度脱脂からやり直すと、進行した錆も除去する事が出来ます。

★以下を実行してください!
脱脂>水洗>酸洗い>水洗 (ここまでが前処理)>脱脂>水洗>酸洗い(錆が完全に取れるまで)>水洗>黒染め>水洗>防錆>乾燥
変質膜ってなんですか?
変質膜とは、酸化して金属と結合した油・切削加工時の熱や圧力で焼き付いた変質膜です。この皮膜は、透明で薄く、見た目には分かりません。
この皮膜が付いている材料をきれいに脱脂して、酸洗いに浸漬すると・・・・
皮膜の付いていない箇所:鉄と酸が反応して、細かい泡(水素ガス)が発生します。
皮膜の付いている箇所 :鉄は反応せず、泡も出ず、そのままの状態のままです。

変質膜が付いたまま黒染め液に漬けると、・・・
皮膜の付いていない箇所:鉄は10秒程で黒く変色し、次第に黒さが増していきます。
皮膜の付いている箇所 :鉄はなかなか反応せず、赤っぽく或いは青っぽく仕上がります。時には虹色になる事もあります。また、長く付けて黒くなっても、ウェス等で擦ると直ぐに膜が取れてしまいます。
変質膜を除去するには、どうしたらよいでしょうか?
BF11の強力なアルカリ力で変質膜を引き剥がします。
BF11の20%液(=BF11-Nがこの濃度です)で液温70℃以上でおよそ30分間処理します。
それでも除去できない強力な変質膜は、以下の処理を実行してください。
  • BF11の濃度を上げる。 30%
  • BF11の液温を上げる。 90度まで温度を上げる事が出来ます。
  • BF11で処理した後、BF513(塩酸系の酸洗い液)で処理をする。
液温の確認について
液温はどのぐらいにしたらよいですか?
黒染め液の液温は18〜25度で使用します。
  • 液温が低い場合
    極端に反応が遅くなり黒くなりません。長時間浸漬して黒くなってもすぐに膜が取れてしまいます。
  • 液温が高すぎる場合
    反応が速過ぎ、スス状のスマットが付いてしまいます。
部材の温度、濯ぎ水の温度が適温でないとどうなりますか?
外気温や水の温度が低い場合、部材はその温度に冷やされています。
部材自体が冷たい場合、黒染め液の温度が規定通り(18〜25度)であっても、黒染め液が反応する部材表面は、部材の中から温度が冷やされるため、黒染め液の液温が低い時と同じ状況となってしまいます。
この様な場合(特に冬季)は、濯ぎ水を加温するか、黒染め液の温度は30度程度に設定します。
液の汚染について
前液を持ち込んでもよいでしょうか?
黒染めタンクへの前液の持ち込みは厳禁です。水洗いは丹念に行って下さい。
各水濯ぎは、必ず流水で行い(貯め水では決して行わないで下さい)、特に黒染め直前の水洗いは丹念に行い、二次濯ぎをすると、きれいに仕上がります。
前液が持ち込まれると、どうなりますか?
脱脂液の洗剤成分(界面活性剤)が黒染めタンクに持ち込まれると、黒染め反応が阻害され、膜が黒くならずムラが発生します。長く浸けていると黒くはなりますがこれはスラッジが付いているだけですぐ剥がれてしまいます。
酸洗い成分(酸洗い液・BF2等)が黒染めタンクに持ち込まれると、中に入っている界面活性剤が黒染めを阻害すると同時に、酸性成分が黒染め液の濃度測定のときに正確な濃度を測定することが出来なくなります。
前の液が持ち込まれたかどうか、確認する方法は?
黒染め液を棒などでかき混ぜます。このとき液面に泡が発生しますが、通常の状態の黒染め液は10秒程で泡が消えてなくなります。汚染された黒染め液は(酸洗い液にも活性剤が入っているので)泡立ちが激しく1分以上経っても泡が消えません。一度汚染されて黒染め出来なくなった液は再生できません。新しい黒染め液を作って入れ替えます。交換した黒染め廃液は、特別廃棄物として処理します。
詳しくは、その他の原因と対策をご覧下さい。
黒染めの失敗について
黒染めに失敗してしまったようです。どうしたらよいでしょうか?
  • 黒染めをしてムラが発生
  • 脱脂不足で染まらない箇所がある
  • 変質膜が除去出来ずに赤っぽく仕上がった
  • 膜が薄く、擦ると直ぐ取れてしまったりする

・・・このようなときには、防錆処理前であれば、水で濯いだ後、酸洗いに1・2分浸けます。防錆処理後は、脱脂して水で濯いだ後、酸洗いに1・2分浸けます。
形成したばかりの黒染め皮膜は、まだしっかりとしていないので、水で濯ぎながらブラッシングをすると黒染め皮膜は簡単に除去する事が出来ます。
黒染め皮膜を除去した材料は、再び脱脂からやり直して修正する事が出来ます。
黒染め効果が悪くなってきたようです。
BLACKFASTの濃度が薄くなってくると、黒染め効果が悪くなったり、黒染めにかかる時間が長くなったりします。濃度を検査して補充してください。
BLACKFAST濃度測定方法はこちらをご覧ください。
スラッジについて
スラッジとは何ですか?
BF3常温黒染め液を使用してますと副生成物として沈殿物が溜まります。それをスラッジといいます。
このスラッジをそのままにしていますと黒染め効果が低下してきます。
スラッジを除去するにはどうすればいいのですか?
沈殿したスラッジは次の方法で除去して下さい。
前の日の仕事が終わり、夜のうちにスラッジがタンクの底に沈降します。
タンクの液の上澄みを別の容器に空け替え、スラッジと少量の液だけを残します。
ろ紙などを使って残ったスラッジと黒染め液をろ過します。ろ過した液は上澄みと一緒に黒染めタンクに戻します。ろ過したスラッジはろ紙と一緒に貯めて、専門の廃液業者に委託して下さい。
スラッジの発生した黒染め液は、温度が低下してる場合がありますので、黒染め液を開始する前に黒染め液の温度を測定し、温度調整してご使用下さい。
スマットについて
スマットとは何ですか?
黒染め液に長く浸けすぎますと、「スマット」と呼ばれる黒いすす状の物が材料に付着します。これは手が汚れるだけでなく、水分や酸性の黒染め液を抱き込み、錆の原因になります。

黒染め液への浸けすぎは十分気を付けて、黒染め中は、目を離さないで下さい。
染めたい黒さの90%になった時点で、材料を黒染め液から引き上げ、良く水洗いをした後、水に濡れたままの状態で防錆油の中に浸します。

なぜ、染めたい黒さの90%になった時点で、材料を黒染め液から引き上げるのですか?
スマットは、黒染めの大敵です。スマットを防ぐには、なるべく速く黒染め液から引き上げる事です。染めたい黒さの90%に仕上がった材料表面は、防錆、乾燥と時間が経つうちにどんどん発色が進み、真っ黒に変化していきます。
また、一晩経つと更に発色が進み、それ以降、黒さは進みません。形成された黒染め皮膜は、徐々に緻密に絡み合い、1週間程度で本来の硬さになります。
スマットが出来ていたら、どうすればよいでしょうか?
黒染めした後、水洗の時にスマットを確認します。もし、スマットになっていたら、この時点でウェス等で擦って、スマットを除去してから防錆処理を行います。
防錆後、スマットになっている事を発見したら、同様にウェス等で擦って、スマットを除去して、再び防錆処理をします。
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